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じゃじゃ馬グルーミン★UP!

いつ頃からか分かりませんが、コンビニエンスストアを中心に名作漫画のペーパーバックといいますか、廉価版が販売されるようになりました。横山光輝の『バビル二世』のような古い作品から比較的新しい作品まで、売れたものが揃っています。単行本を新品で探すのが難しいものもありますから、出版社にも読み手にもメリットがあると言えるでしょう。


ゆうきまさみ『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』をこのペーパーバック版で見つけたので買って読んでみました。前々から気になってはいたのですが、長期連載の作品だったので何となく買いそびれていたのでした。


私が最初に読んだゆうきまさみの漫画は『究極超人あ〜る』でした。ページをめくるたびにけらけら声を出して笑いながら読んでいたのが昨日のことのように思われますが、昨日どころかもう二十年ほど前のことです。
次に読んだのは『機動警察パトレイバー』でしたが、これは当時の私には難しかった。どこがどう面白いのかと、勧めてくれた友人につっかかったのを覚えています。恐らく、複雑な作品世界と登場人物の心情を理解するには私が幼なかったのでしょう。その彼も今や鬼籍の人。今ならもう少し彼にましなことを言えそうなのですが。



さて、『じゃじゃ馬』はひょんなことから競馬馬牧場で働くことになる少年と、彼を囲む人々を描いた作品です。私もそれなりに年を取ったのか、描き手が丁寧に取材し、そして登場人物に命を吹き込んでいることが少しは分かっているような気がします。『あ〜る』以来の笑える要素も健在です。良質の漫画をたっぷり時間をかけて読みたい方はぜひ。


この漫画、主人公の久世駿平が牧場の社長、度会健吾と将棋を指すシーンがよく出てきます。作中ずっと腰の低い人物として描かれている健吾が、将棋に関しては時間さえあれば駿平に付き合ってもらおうとする姿が何ともほほえましいです。


見た限りでは盤面が一度も出てこないため棋力のほどは分かりませんが、健吾が「ああっ、こうすれば私の勝ちじゃないか」と言っているところを見ると、お互い一手詰めをちょいとうっかりするくらいの棋力でしょうか。


棋友館さんのサイトにアニメキャラの棋力を診断するページがありますね。今度どこかでおにぎり先生にお会いした時にネタを提供してみようと思います。


author:はくた, category:その他, 00:00
comments(2), -, - -
Comment
『究極超人あ〜る』懐かしいですね。
当時「将棋ジャーナル」誌の読者のページで、
担当の鈴木芳広氏がしきりにあ〜るネタを書いてました。
Guten Tag, 2012/01/08 7:42 AM
 ☆Guten Tagさん
『あ〜る』はほんとに面白い漫画でしたね。私の青春です。
そして、あの楽しさを失わないまま、ゆうきまさみはさらに楽しい、深い漫画を描くようになった気がします。素晴らしい。
はくた, 2012/01/09 12:43 AM