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ブックス・ルーエの花本さんに感謝!  その3

 
 「すみません、ワタクシ将棋ペンクラブという団体で幹事をしている者なのですが……」
アポイントもなしでいきなり声をかけた私を、花本さんは気さくに受け応えしてくれました。私は聞きたかったことを交えながら、雑談のような感じで10分程度お話しさせていただきました。
「どうでしょう、売れてますか?」
露骨ですが、将棋ファンとしては気になるところです。しかしお答えは、芳しくないとのこと。うーん、ここまですばらしいセッティングでフェアを行っていただいているのに、やっぱり難しいのでしょうか。
どうしてフェアを、との質問には、面白い答えが返ってきました。なんでも竜王らしき方が来店されたそうで、もしも次回来店したときに将棋フェアの棚を見たらどう思うだろう、ということでやってみたとのことです。すごい実行力だなぁとビックリしてしまいました。
 
花本さんからは棚を写してブログに載せることも快諾していただき、「どうぞ持っていってください」とフリーペーパーも数冊手渡されました。感謝の言葉もありません。元々こちらのポイントカード持っている私ですが、さらにこちらで買い続けようと誓いました。
 
 
 

 
 
 
お礼を言ってカウンター横から離れた私はフェアの写真を撮りました。その案内板がまたいいのです。画像でお分かりのとおり、「知のスポーツ最高峰!」ですからねぇ。「将棋浪漫」という言葉もホントに素敵です。「将棋フェア」と書くより数段アジがあるというものです。その下にはなにやらフィリップ・K・ディックを彷彿させるフレーズが。このさり気なさが心憎い。
 
 
 

 
 
 
私の持っていない本があったので購入することにしました。画像の『将棋駒の世界』です。レジに持っていくと花本さん、「将棋駒、本当に美しいですよね!」。いやぁ、そうまで言っていただけると、将棋ファンとしてはなんだか照れちゃいます。
私はこれからも花本棚の熱心なファンでいようと密かに思いながら、すっかり日の落ちた吉祥寺をあとにしたのでした。 
 
(おわり)
 


 

author:あらはた, category:, 23:05
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ブックス・ルーエの花本さんに感謝!  その2

 
花本さん、なぜ将棋を指さないのに将棋の本を読むのが好きなのか。なかなか不思議なところです。私はゴルフをやらないのでゴルフの本は読まない。ブリッジの本も読まないしラクロスの本も読まない。関わりがなければそれに関連した本も読まないというのが一般的なところじゃないでしょうか。しかし花本さんは読む、関わりがないのに……。
もっとも将棋は世間に広まっている競技なので、解説書だけでなくそれを題材にした物語やドキュメントも数多く出ています。スポーツよりも文章に適しているので、臨場感も出しやすい。マンガもある。なので本好きにはとっつきやすい分野でもあります。
 
だからまぁ指さない人が将棋本を読んでもなんら不思議はないのですが、しかし私は興味を持ってしまいました。そこでさっそく花本さんの元へ。「教えて! ルーエの花本さん」というどこかで聞いたようなフレーズを頭の中に浮かべながら、私は夕暮れの中央線に乗り込んだのでした。
 
吉祥寺で降りて一路ブックス・ルーエへ。まっすぐ2階へと言いたいところですが、まずは地下1階の将棋本の棚をチェックします。あと鉄道の棚も(個人的には将棋より鉄道の方が好きなのです)。
一息ついて、満を持して2階へ上っていきました。
 
通称花本棚の「将棋浪漫」をあらためて眺めます。すばらしい! 将棋本が特設棚に、きれいに並んでいるのです。
 



 
その品揃えがまた見事です。大崎さんの本、団さんの本、いいですねぇ。将棋知らない人が、「へぇ、なんだか面白そう」って思ってくれるようなリストです。でもお客さんはあまり興味がなさそうだなぁ……。
 
振り向いてカウンターを見ると、花本さんが立っていました。私は先日、書店関係のライブイベントでYMOの演奏をバックに詩をアツく読み上げている花本さんを観ているので、お顔は存じております。私はおずおずと近寄り、自己紹介をしたのでした。
 
 


 

author:あらはた, category:, 15:39
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ブックス・ルーエの花本さんに感謝!  その1

 
地元に溶け込んでいながら、マニアックさも併せ持つというすばらしい本屋さんが吉祥寺にあります。そう、こういったお店は、書店ではなく「本屋さん」と呼びたいものです。
 
本屋さんの名は、『ブックス・ルーエ』。吉祥寺北口から東京三菱UFJ銀行(略して三菱銀行)横のアーケード街をまっすぐ進み、途中の古本屋で立ち止まりたくなるのをぐっとこらえてさらに進むと、その新刊書店はあります。あ、本屋さん、ですね。
私は以前からルーエさんのファンで、吉祥寺に行った際には必ず覗いています。BGMがビートルズのところ、かなりの本好きでないと興味を示さないような独特のフェアを行うところ、フリーペーパーを大事に扱っているところなどが、ファンになった理由です。
ルーエさんは地下1階から3階までのペンシルビル様の構造で、各階に書店員がいます。その2階に書店業界で有名な花本さんという店員さんがいて、階段を上がったところに通称「花本棚」というコーナーを設置しています。ここが、本好きにはたまらない棚となっているのです。ちょっと前など、「非活字文庫フェア」ですからね。
その花本さん、ありがたいことに将棋本に目を向けてくれたのです。題して、「将棋浪漫」。
 



 
こちらはそのフリーペーパーの表紙。カッコいいですね〜。開くと今回のフェアで扱っている本のリストが記載されていまして、裏は花本さんの名コラムです。
コラムの書き出しが、こうなっています。
「将棋のルールを知らず、棋譜も読めないのですが、将棋の本を読むのが大好きです」
いやぁ、うれしいじゃないですか。読み物という観点から、将棋を捉えてくれている。こういう企画が、将棋の認知度を広めてくれるんですね。

あんまりうれしいんで連載でお届けしちゃおうと思います。一回だけじゃもったいない。
なお「将棋浪漫」は8月いっぱいまで続ける予定とのこと。ぜひ皆さん伺ってみてください。フリーペーパーを入手するだけでも行く価値ありです。
 
う〜ん、久しぶりに酒以外の話だ。
 
 

 


 

author:あらはた, category:, 23:58
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